亀の歩みでもう一歩~172号 2019.11

すや亀は1902年(明治35年)に初代青木亀吉が醤油屋として現地のすぐ近くで創業しました。その9年後、店舗前道路(寿町通り)の開通に合わせ、現本店を立てました。
2代目亀吉は戦後、「信州味噌」の隆盛に合わせ、醤油から味噌に比重を移し、現在の礎を築きます。
そして3代目の私、茂人はみそ造りの伝統を引き継ぎながら、漬物や味噌加工品の製造販売を始めるとともに通販、小売り、さらには飲食にも力を入れ、「みそサービス産業」へと商いの幅を広げました。

時代に応じた変化を遂げつつ、三代の当主が変わることなく抱いてきたのが、「安心安全でおいしいものをお客様にお届けする」という志です。また、亀の歩みのように一歩一歩着実に前進を続ける姿勢も変わることなく、すや亀の持ち味としております。

現在、次の御開帳(2021年4月)を目指し、本店の大幅増床を予定しております。店舗の奥(南側)の自宅部分に飲食部門を移し、中庭の緑を見ながらゆったりとお食事を楽しみ、商品もゆっくりお選びいただけるスペースをつくります。また、道路を挟んだ店舗北側に駐車スペースを確保し、これまでの4台から12台分に拡充いたします。

商品パッケージをはじめ、包装紙、手提げ袋、商用車などのデザインを一新するブランディングも進めており、お客様によりご満足いただけるお店を目指します。
「亀の歩み」でまた一歩」前進するすや亀を、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

信州香味だより172号より 2019.11

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